トレードで「勝ちパターン」を見出す事が重要
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熟練したトレーダーは規律を守り自分の勝ちパターンを心得ています。勝ちパターンも十人十色で他人の勝ちパターンが自分にも出来るとは限りません。自分なりの勝ちパターンを早期に見つける事が重要です。
反面、トレードで「負ける方法」はいくらでも存在します。トレードで勝つにはそうした「負けない方法」を実践しない、又はその逆の行為を行う事なのです。それにより勝つ可能性が限りなく広がりやがては「勝ちパターン」を修得できるのです。
ここでは最低限3つの約束事を紹介しますので実践して早期に「勝ちパターン」を見出してください。
大切な事は実践する事です。理論が分かっていても実践しない人がほとんどです。何事も実践(行動を起こす)する事は楽な事ではないからです。成功する人のほとんどは理論を実践しています。どちらになるかはあなた次第です。 |
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@計画を必ず立てる
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株を買った時点で全ての取引が終了しているようにします。目標株価、ロスカットを購入と同時に発注しておきます。更に根拠を明確にします。買う根拠、目標株価の根拠、ロスカットの根拠。根拠を明確にすることで失敗した時に大きな教訓へと繋がります。
ロスカットの感覚が分からない場合は1:1.5(ロスカット:目標株価)程度に考えるのも良いでしょう。目標株価をロスカット以下に定めるのは良くありません。
目標株価の上方修正は根拠に基づき行っても構いません。勿論、計画通りに利食いするのも良い事です。売却後、株価が更に上昇してしまう事もあるでしょう(その逆も然り)。利益を独り占めしようとせず「これから買う他の投資家に利益を配分した」位の余裕を持ちましょう。ネガティブ思考は禁物です。
売買は「寄り」か「引け」での「成行き」とします。指値の癖を付ける事は感情に支配されるだけです。根拠のある指値は例外ですがそれでも長い目で見た場合「寄り」か「引け」での「成行き」を推奨します。
最後に取引日誌は付けるようにします。
銘柄名/購入日/購入株価/株数/売却日/売却株価/利益/騰落率/コメント 等
コメントには各根拠をを記入するのが良いでしょう。トータルで利益の出ない個人投資家の殆どは過去の同じ失敗を繰り返しています。日誌を付ける事で同じ失敗は繰り返さないようにします。 |
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Aロスカットの設定、実行
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ロスカットは必ず定め徹底する癖を付けて下さい。これを守るだけで マーケットで生き残る確率は断然高くなります。但し、場中の一時的な大きな下げ(心理的要因が多い)でロスカットを発動させたくない人は終値ベースで考えるの
も良いでしょう。双方メリット、デメリット(リスク)は付きます。
短期売買の良いところは「塩漬け」を禁じ手にしている事です。自分の予想と反した(失敗した)時は自分をごまかさず必ず損切りをします。株価を見るのも嫌
になるくらい下落した挙句、「配当が高いから長期保有にプラン変更」「株主優待があるからもう少し保有」等とごまかしてはいけません。また、ナンピンした
いと思う気持ちに駆られてもやめておいた方が良いでしょう。
節目が分からない方はあえてきつめにS.Lを設定してみて下さい。損失額が大きくなると損切りもし辛いものです。
例えば100円の株価であれば98円程度で損切りをするなどです。90円に設定しますと確かにストップロスにはなかなか到達しないかもしれませんが、到達した場合、そこで損切りするのは精神的にも金銭的も辛いものです。
ロスカットが底値だったなんて事もありますが、そうあるものではないのも確かです。その銘柄が気になるのでしたら、一旦はロスカットを守って再度計画を立てて参戦すれば良いだけです。
ただ、そうならないためにも上昇基調の良い銘柄選択が重要になってきます。 |
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B順張り取引
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順張りの基本は上昇している銘柄に買いを入れる事です。
例えば100円の株に対し90円で指値を入れたとします。90円で買えた時、「ラッキー!」とは思わないで下さい。そう言うケースもあるかもしれませんが、この場合は90円でも買えたのだから相当「トレンドは弱い」と思ってください。
欲しかった銘柄が下落してかなり安くなったとしても手を出してはいけません。
「落ちるナイフは落ちてから拾え」「割高に売りなし、割安に買いなし」と言う相場の格言があるように、底を確認してから買っても十分間に合います。
誰もが、自分が買った銘柄の株価が底値で、そこからは一方的に上がってくれる事を望みます。その為、個人投資家は株価が下がったら買うと言う手法を取り失敗します。
下がった所を買えたとしても、それは既に下降トレンドに入っている事が多いので、そのままズルズルと下落していきます。反対に、迷って買わないと、どんどん株価が上がっていき、買うにも買えずただ見ているだけになります。トレンドとはそう言うものなのです。押し目買いを除き安値で買えるほど株式投資は簡単ではありません。 |
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スランプからの脱出
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誰でもスランプに陥る事はあります。スランプになった時、試して見て下さい。
・月何%以上損失を出したらその月のトレードを中止する(休む)。
・小額でも勝ち癖を付ける。
スイングトレードは勝率を気にしてはいけませんが、連敗している時は千円でも勝ちに行き、良い流れをこちらに引き込みます。
また、人間関係もそうですが株にも「相性」が不思議とあります。勝てない銘柄はいくらやっても勝てないけど勝てる銘柄はトータルしていつも勝っている等です。「相性の悪い」勝てない銘柄は「縁」が無いと思って近づかないようにしましょう。 |